HOME>去勢・避妊

去勢・避妊

去勢・避妊の目的
室内犬本来、犬の去勢や避妊は不幸な犬を作らないという目的がありました。
昔は番犬として外で飼っている家庭がほとんどで、野良犬も多く、庭に侵入してきて飼い犬と交尾し、飼い主の気づかないうちに子犬が産まれていたなどということがよく起こりました。
こうした環境の中で生活する雌犬が妊娠するのを防ぐために避妊手術が行われるようになったのです。
更に別な目的として、先天性異常である股関節形成不全や先天性網膜萎縮症、心臓奇形などの遺伝性を次の世代に伝えないためにするという理由もありました。

現在は昔と違い、犬は番犬としてではなく家族の一員として室内で飼われていることが多く、また、2頭以上で多頭飼いをされている家庭も多くなってきました。
望まない妊娠を避けるために去勢や避妊を行うほかに、家族の一員として暮らしていくために、雄犬の排尿時の足上げやマーキングによって室内を汚されないようにするためであったり、雌犬のヒート時にカーペットやソファーを汚されないためであったりします。
その他にも犬が高齢になってから起きる可能性のある、病気に対する予防として行われることが多いようです。
メリット・デメリット
去勢について
メリット
  • 攻撃性が緩和される可能性がある
  • 前立腺の病気や肛門周囲腺腫の病気の発生率が下がる。
  • 放浪やマーキング、発情期の雌犬に対する過剰な反応などが無くなる
デメリット
  • 身体的苦痛
  • 精神的ストレスを強いることになる
  • 肥満になりやすくなる
  • どんな手術であってもリスクがゼロということはあり得ない

避妊について
メリット
  • 望まれない子犬の出産が行われなくて済む
  • 発情が無くなり情期に部屋を汚される事が無くなる
  • 生殖に関する器官の病気の発生率が下がる
デメリット
  • 身体的苦痛
  • 精神的ストレスを強いることになる
  • 肥満になりやすくなる
  • どんな手術であってもリスクがゼロということはあり得ない