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精巣腫瘍
症状と原因
精巣は、男性ホルモンを分泌して体格や性格を雄らしくしたり、精子を作ったりする雄特有の臓器ですが、その部位に腫瘍が発症してしまう病気です。
精巣(睾丸)の腫瘍は、人間よりも犬の方が発生率が多くみられます。腫瘍細胞の増殖によって精巣がふくれあがることもあります。

症状に痛みなどはありません。実際に犬の精巣部分を触ってみた時に片側より明らかに大きいなどの理由で発見します。
脱毛や前立腺が腫れることがありますので、オスなのに乳腺がはってきたりした時などもこの病気が考えられます。
約5~20%の割合で悪性になってしまいます。

治療の方法
通常良性であり、去勢で治癒します。
全身の脱毛がひどいケースでは、それがなくなって落ち着くまでに約週1回の間隔で男性ホルモン薬を投与することもあります。

腫瘍は放っておくと徐々に大きくなっていくので、なるべく早いうちに摘出した方がいいでしょう。中高年で起きる事もあり、腫瘍が大きくなって高齢になってからではそれだけリスクが高く生命の危険と重なってきます。
若い頃に去勢手術をしておくことにより、発症を防ぐことができます。

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