HOME>腫瘍・がん

| 腫瘍・がん |

リンパ腫
症状と原因
リンパ腫とは犬、猫ともに最もよく見られる造血系腫瘍です。骨髄中でリンパ球がガン化してしまうと、腫瘍性リンパ球が増殖するため、他の血液細胞の増殖を抑制し「リンパ球性白血病」の状態になります。リンパ腫は骨髄ではなく、リンパ組織がガン化するので、リンパ組織のある所なら何処でも発生します。

犬では体中のリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」が一番多くみられます。そのほか胸の中のリンパ節が腫れて、胸の中に水が溜まる「縦隔型(胸腺型)リンパ腫」や腸管のリンパ組織がガン化する「消化器型リンパ腫」などもあります。

治療の方法
患部のリンパ節を手術で切除します。体の小さな犬では、化学療法によって治療する場合もあります。

がん細胞のなかでも、とくにリンパ腫およびリンパ肉腫には、炭水化物で異常増殖する細胞があるというデータがあります。
よって、炭水化物を豊富に含む食事を避け、かわりに高脂肪の食事を勧める場合もあります。
この種の食事は味もよく、高エネルギーです。高脂肪の食事を長期間与えることによって、脂肪を自身のエネルギーに利用できなくなったがん細胞は、死滅する可能性があります。

早期発見
たまにあごの下、わきの下、またのつけ根、ひざの後ろのリンパ節を触ってください。熱もなく、感染症でもないのに2箇所以上のリンパ節が腫れてきたらガンの可能性があるのですぐに獣医師の診断を受けてください。

お問い合わせはこちら